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和菓子の歴史を分かりやすく徹底解説!和菓子の起源は木の実や果物だった?!

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茶っち

こんにちは!茶っちです!

和菓子の歴史は、さかのぼれば縄文時代から続いています。

さらに、和菓子が誕生したきっかけは木の実や果物だったと言われているのです。

今回の記事では、そんな和菓子の歴史について、時代の流れとともに詳しく解説していきます。

和菓子の歴史

【縄文~古墳時代】木の実・果物から生まれた「菓子」

食が不十分であった縄文時代の人々は、空腹を紛らわすために天然の甘味のある木の実や果実を採って食べていました。

これらを「くだもの」と呼び、中国から漢字が伝わってくると、当て字として「菓子」という字が当てられるようになったのです。

「フルーツ」が「水菓子」と表されていることからも、その名残を感じられます。

時代とともに農耕が進み、米などの穀物を加工していったことにより、餅や団子が誕生しました。

ちなみに、木の実を粉状に砕き、水でアクを抜いて丸めたものが団子の始まりです。

その後、日本最古の加工食品といわれている餅が誕生。

実際に、日本各地から朝廷へ納めた貢納品を記録した「正税張(しょうぜいちょう)」には餅が登場しています。

【奈良・平安時代】唐果子の誕生

唐(現在の中国)から大陸文化が流入すると、「唐菓子(からくだもの)」という米粉や小麦粉を油で揚げたものが宮中行事などで用いられるようになりました。

唐果子は「源氏物語」や「枕草子」などの古典文学にも登場しています。

「唐菓子」は「唐果物」と表記する場合もあります。

また、平安時代の漢和辞典「倭名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)」には、「八種唐菓子(やくさのからくだもの)というものが記されていました。

八種唐菓子

  • 梅枝(ばいし)
  • 桃子(とうし)
  • 餲餬(かっこ)
  • 桂心(けいしん)
  • 黏臍(てんせい)
  • 饆饠(ひちら)
  • 団喜(だんき)
  • 鎚子(ついし)

このほかにも様々な唐果子があったそうです。

京都にある八坂神社の門の前に本店を構える「亀屋清水」では「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」が製造されていて、唐菓子を現在に伝えています。

「清浄歓喜団」とは、米粉と小麦粉で作った生地でこしあんを金袋型に包み、ごま油で揚げた唐菓子です。

【鎌倉~安土桃山時代】喫茶の広がり

点心の文化

中国との貿易がさかんに行われていたという鎌倉時代。

中国に留学していた僧侶たちが、日本に点心の文化をもたらしました。

点心とは、禅宗の寺院で食事の間にとる軽食のことです。

これが茶の湯の始まりとされていて、羹類(あつものるい)や饅頭(まんじゅう)の伝来へと繋がっていったのです。

ところで、みなさんは「羊羹」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?

きっと、ほとんどの方があんこで作られた寒天のような形のものを想像された

でしょう。

代表的な羹類である羊羹ですが、中国の羊羹は汁に羊の肉を入れた汁物だったのです。

しかし、当時の日本には肉を食べる習慣がなかったため、麦や小豆の粉など使用して羊の肉に似せたものを作っていました。

こうして現在みなさんが知っているような羊羹が作られていったのです。

南蛮菓子が日本にもたらした影響

さらに、 西洋からはカステラやカルメラなどの南蛮菓子が伝えられました。

文献には、キリスト教の布教や貿易を目的として日本にやってきたポルトガルやスペインの宣教師たちが、南蛮菓子を権力者へ贈ったと記録されています。

当時は貴重なものとされていた砂糖をふんだんに使用し、主となる材料に鶏卵を用いたことは、日本の菓子の歴史に大きな変化をもたらしたそうです。

代表的な南蛮菓子

カステラ、カルメラ、ボーロ、コンフェト(金平糖)、ビスカウト(ビスケット)、パン、玉子素麺 など

【江戸~明治時代】菓子文化の開花

政治の中心が京都から江戸へ移った江戸時代ですが、古くからの文化が残っている京都で生産されるものは高級品として扱われていました。

上方から江戸へ下る品物は「くだりもの」と呼ばれ重宝されるほどだったのです。

やがて高品質で上流階級向けの「京」ブランドが確立し、京都で作られる「京菓子」が全国各地に広がりました。

1720~1780年頃には、庶民の間でも独自の菓子が作られるようになりました。

江戸の町には職人が多かったため、餅や大福のような腹持ちの良い菓子が人気を集めていたそうです。

菓子の販売が行われるようになると、菓子製造書も多く発行されました。

現在ある和菓子のほとんどは江戸時代に誕生したものなのです。

さらに、江戸時代が終わると同時に開国した日本には、明治時代からたくさんの西洋文化が入ってきました。

そこで初めて、洋菓子と区別するために「和菓子」という呼び名が広がるようになっていったのです。

和菓子の歴史のまとめ

和菓子の歴史について知ることは出来ましたか?

和菓子は、木の実や果物がもととなって団子や餅へと発展していきました。

様々な文化や時代背景の影響を受けて進化して作られていったのです。

また、「和菓子」という単語は明治時代から日本に西洋文化が伝わってきたことで、洋菓子と区別するために使われるようになりました。

縄文時代から発展し続けてきた歴史ある和菓子は、地域や季節を感じられる素晴らしい日本の伝統文化であると感じられますね。

茶っち

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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お茶と和菓子がとにかく大好き。美味しくてどこかホッとする、そんな和菓子の魅力を発信するべくブログを開設。詳しいプロフィールはこちら

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